Stella

風になってあなたの頬を掠める
両手をそっと伸ばして 包み込んで

風にのってどこまでも 気の済むままに
寄る辺に沿って案内を 迷わぬように

眩い手招きは 春立つ夜の囁き
微睡んでいた
鼓動を委ねては 上りゆく月の誘い
呼ぶ声が響く


愛を知って漂う 夢想郷の隅で
夕暮れの楡並木 横目に過ぎ

声は杜に呑まれ 巡る季節を祈る

色めき さざめいた 故郷彩る街並み
美しく実り
羽ばたく鳥のような 穏やかな日の旅立ち
古の詩を抱いて

星になってあなたの夢を見守る
流れ落ちてく光が 瞬いてる

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