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一秒の永遠
瞬きさえ忘れる あの笑顔に焦がれてる
「欲しいものは何?」
季節が移ろいでいく
サナギのまま わたしは大空に憧れて目を伏せた
「何者でもない自分にどんな価値があるの?」
頭の中 飛び込む答えでは
いまひとつ頼りなくて
嫌いだった自分の居場所が
いつからか何も感じなくてさ
変わることを夢見たことさえも
忘れようとしてた
一日が ほんの一瞬で
こぼれてしまう砂のように
毎日が足早に過ぎてく
置いてかれないように
「次は何処へ行く?」
視線が足元をさらう
ポケットの中 むりやり押し込んだ
勇気だけ忍ばせて
誰もが皆 羽ばたけやしないと
簡単に受け入れていた
「あなたのため」そう言い聞かせたけど
「あなたのせい」にしてた
いつも想い浮かべてる
心が追いかけていく
不器用でも確かに笑えてる
あなたの前では
一秒がときに永遠へと繋がるとき
奇跡は起きてる
止まる世界 愛に時めいてる
決して見逃さないように
一秒の永遠が満ちてく
気付いたとき世界は変わってる
一日をほんの一瞬で奪えるのは
あなただけ
瞬きさえ忘れる あの笑顔に焦がれてる
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